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2025.4.10

2025年度JPF奨学金授与証授与式・懇談会を開催しました

2025年4月1日、JPF奨学金の授与式を開催し、1期生として3名の選手が選出されました。この奨学金は、自転車競技に打ち込む学生が学業とスポーツを両立させ、将来のキャリアを築くための支援を目的としています。奨学生の皆さんのますますの活躍を期待します。授与式では奨学生の皆さんから目標や決意を聞かせていただきました。

 代表取締役 渡辺俊太郎

私からは、なぜこの奨学金を始めたのかについてお話しさせていただきます。「スポーツ」とは、もともとラテン語でdeportare「遊び」を意味しています。しかし、日本では戦前の軍国主義時代に「体育」という言葉が生まれ、身体を動かす教育と捉えられるようになりました。実際のスポーツは生産性を持たない「遊び」から来ているものであり、競技において活躍しても、応援している人々がいなければ経済的な価値は生まれません。それは単なる自己満足に過ぎません。勝つことは大切ですが、どれだけ社会を動かし、関心を集め、人々に元気を与えることができるか、そうした視点が重要だと考えています。私自身、アスリートが日本のリーダーになれる可能性を強く感じています。単に競技の結果だけで応援するのではなく、社会をリードしていけるようなアスリートを応援したいという気持ちから、このJPF奨学金制度を設立しました。今は競技に専念していただいて構いません。それが最優先です。しかし、将来的には日本のリーダーとなるべく、競技生活を送りながらもリーダーとしての勉強を少しずつ始めていってほしいと思っています。政治や社会問題、環境問題など、興味のある分野でアンテナを張り、競技生活を充実させていってください。ぜひ頑張ってください。

   常務取締役 黒江祐平

今回の奨学金制度は、これから長い人生に必要な経験、知識をより多く積むために、”お金が課題となりできなかった挑戦機会”を得ることを意識して使って欲しいです。競技選手の期間だけではなく、どうやって良い(幸福度の高い)人生を送り続けるか、それが得られやすい人になるかは、チャレンジ、挑戦の数が圧倒的に大事です。世の中で成功している人は、単純にチャレンジの数も多いという話なんです。挑戦している人は失敗している数も多いけど、成功している数も同じく多くなります。なので「失敗の数は多い方が絶対に良い」という話に繋がります。また、失敗は若い年齢のほうが圧倒的にリスクが少なく、やり直しやすいです。こうした経験、チャレンジは最終的にまたお金に繋がっていく可能性も高いですし、そのお金をもう一回人的資本に回すことで、社会的な信頼につながり、人生を充実させると思います。繰り返しになりますが、今回の奨学金というのは、さまざまなものに挑戦して失敗するという経験を、自分個人に投資しているのだという想いで受け取って欲しいです。また、ぜひ得られた経験を我々に報告して欲しいと思っています。

奨学生紹介




RIKU INOUE
所属:日本大学/スポーツ科学部/4年
種目:トラック・短距離
主な戦績:文部科学大臣杯第79回全日本大学対抗選手権自転車競技大会 タンデム 優勝 

井上凌玖

このたびは、選考いただき誠にありがとうございます。今年は学生生活最後の年となるため、より高い競技結果を求めると同時に、卒業後の進路についても、より広い視野で考えていきたいと思っております。いただいた奨学金は、こうした活動にかかる費用に充てさせていただきます。これからよろしくお願いします。



HYOGA KIUCHI
所属:日本体育大学/スポーツマネジメント学部/3年
種目:BMX・レーシング
主な戦績:Asian BMX Continental Championships 男子U23 2位

木内彪凱

6歳の時に日本サイクルスポーツセンターで佐伯さん(JPF所属)の走りを見て「自分もジャンプしたい」と思ったことがきっかけでBMXレーシングを始めました。競技を続けていく中での1つの目標として、自転車競技の発展に貢献できるようになりたいと考えています。自転車振興活動やパンプトラックイベントにも積極的に参加し、より多くの人に自転車競技の面白さを伝えていきたいです。



YUTA UCHINO
所属:熊本県立大学/総合管理学部/2年
種目:マウンテンバイク・クロスカントリー
主な戦績:第37回全日本マウンテンバイク選手権大会 XCO男子ジュニア 3位

内野友太

小学5年生の時に自転車競技を始めてから、選手生活も8年が経ちました。2015年シーズンからクリックヤハタに所属し、今年からはU23クラス1年目を迎えています。このたびは、JPF奨学金を受給することができ、大変光栄に思っております。いただいたチャンスを最大限に活かし、目標に向かって一層努力していきたいと思っています。


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